20 12 故障の解説 状 態 原 因 処 置 モータが回らない。 コンセント、プラグの異常結線。 電源コード4線の内1線のアース線を間違い、電源側に接続した。 感電事故につながりますので、すぐに電源を切り、配線確認を行ってください。 コンセント、プラグの破損。 電線、操作線の断線。 インバータの破損。 テスターにて正規電圧がインバータまできているか測定し、そのトラブル箇所を突き止めてください。 原因を突き止めたら、部品の交換、ねじの締め付けを行ってください。 端子ねじの緩み。 動力回路、接続機器の絶縁不良。 一次電源、モータおよび接続機器の絶縁テストを行う場合はインバータとの接続を外し、電源をオフした状態にて行ってください。 (DC500メガにて100MΩ以上) インバータの絶縁テストはインバータの取扱説明書(保守編)を参照してください。 圧力スイッチの設定が低過ぎる。 0付近に設定されているとOFFとなります。使用圧力20MPa以上に設定してください。 圧力スイッチの不良。 圧力スイッチを交換してください。 モータは回転するが力がない。また正常回転でない。 電圧降下。 電圧はポンプ停止中は正常であっても運転すると下がることがあります。 電源からポンプまでの電線が長く細い場合に起こることが多いので太い電線に交換してください。電圧降下は定格電圧の5%以内とします。 モータは回転するが圧力が上がらない。また上がり方が正常でない。 作動油不足。 作動油の有無を空気弁部レベルゲージで確認し、不足の場合は補充してください。 空気弁が閉じている。 1~1.5回転、緩めてください。 エアの混入。 ポンプの移設後、または作動油不足で補給をした場合は、ポンプ内にエアが混入して圧力が上がらないときがあります。 ポンプのエア抜きを行ってください。(ページ19参照) サクションフィルタの目詰まり。 目詰まりを起こすとポンプに騒音が出るとともに、吐出量が減ります。 サクションフィルタを洗浄し、作動油を交換してください。 使用圧力より高圧安全弁の設定が低い。 高圧安全弁を73MPaに設定してください。低い圧力で使用の場合は、使用圧力より3~5MPa高く設定してください。
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