11 7 保守点検 (1)稼動前の点検事項 (B)作動油の量が正常であるか、シリンダのピストンを戻した状態で空気弁部レベルゲージにより点検し、少ない場合は上限ラインまで入れてください。 (次ページ(5).(C)項 作動油の給油方法参照) (C)無負荷にてモータを起動し、5分間以上運転してその間に異常音、異常振動がないことを確認してください。 (D)方向制御弁を操作してシリンダを動かし、加圧が可能であればそのまま昇圧して異常のないことを確認してください。 (E)配管、機器からの油漏れがないことを確認してください。漏れが発生した場合、原因を調査して処置してください。 (F)その他、「ご使用上の注意事項」をお守りください。 (2)稼働中の点検事項 下記項目を点検し、異常があったら直ちに運転を停止して処置してください。 (A)バルブの作動、および圧力上昇の異常の有無。 (B)配管、および機器からの油漏れの有無。 (C)異常音、異常振動および異臭の有無。 (D)作動油の温度が5~60℃の範囲内であるか。 (3)稼動後の点検事項 (A)電源は必ず切ってください。 (B)油漏れ、その他異常箇所の有無を点検し、異常箇所のある場合は原因を調査して処置してください。 (4)作動油の点検 作動油の有無を使用前、および日常点検の中で実施してください。作動油が不足するとシリンダピストンが伸びず、また加圧できなくなります。 油量の確認 ピストンを戻した状態で、空気弁を左に廻してはずしてください。空気弁のねじは2ヶ所あり、最初のねじがはずれたら空気弁を引き上げ、再度左に廻すとはずれます。 レベルゲージに付いている作動油を拭き取り、差し込んで油量を確認してください。(右図参照) (5)作動油の交換について (A)作動油は、年1回交換することを原則としますが、下記のような場合は、交換してください。 a)塵埃が混入したとき。 b)悪臭がするとき。 c)水分が混入し、乳白色になったとき。 d)劣化して茶褐色になったとき。 (A)注意 電源を切り、電源接続部の緩み、接続不良がないことを確認してください。緩んでいる場合は締めてください。 警告 高圧油が噴出していることころに手や身体を近づけないでください。皮膚を貫通し、重傷を負うおそれがあります。 注意 作動油は、ISO VG32(昭和シェル石油 シェル テラス S2 M32)を 使用しています。リン酸エステル、水-グリコール、W/Oエマルジョン系等は使用できません。 パッキンの劣化、および機器の腐食等により故障します。ご使用の場合は、弊社にご連絡ください。 油タンクへの給油は、空気弁部レベルゲージの上限ライン以上に入れないでください。
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