7 4 ご使用上の注意事項 油圧ポンプの故障原因の多くはゴミの混入です。ポンプや付属機器を清潔に保ち異物の混入を防いでください。 作動油は、年1回以上交換してください。 方向制御弁(KD-2S-2、KD-3S-2-C)の切換頻度は、20サイクル/分以下で使用してください。 高電圧仕様また操作電源が異なる場合は、別途ご相談ください。 電磁切換弁で圧力計を取り付ける場合は、圧力計保護のためゲージダンパ(GD-70)をご使用ください。 作動油を油タンク上面の戻り口に戻す場合は、継手とパイプを取り付け、油中深く戻してください。パイプで戻さないと作動油にエアが混入し、ポンプはエアを吸い込み昇圧しなくなります。使用する継手およびパイプは用意してありますので必要の場合は購入してください。 警告 吐出口プラグは、現品のままでは加圧できません。高圧用継手(ホース、カップラ)等に交換してから加圧してください。 警告 本機の最高使用圧力は70MPaです。安全装置としての高圧安全弁は、出荷時73MPaに調整してありますので絶対これ以上に調整しないでください。なお、圧力スイッチは70MPa以下でご使用ください。 警告 最高使用圧力70MPa未満の油圧機器をご使用の場合は、油圧機器の耐圧以下に高圧安全弁および圧力スイッチの設定を下げてご使用ください。下げないと機器が破損します。設定については、ページ18「高圧安全弁の調整方法」を参照してください。 警告 感電事故防止のため電気関係の保守点検は、必ず電源を遮断してから行ってください。 警告 作動油の温度は、5~60℃の範囲でご使用ください。これを超えた高温でのご使用は油圧機器の寿命を短くするとともに、油圧機器および作動油に触れた場合は火傷をするおそれがあります。油温上昇を防ぐにはオイルクーラをご使用ください。 注意 作動油は、ISO VG32(昭和シェル石油 シェル テラス S2 M32)を使用しています。リン酸エステル、水-グリコール、W/Oエマルジョン系等は使用できません。パッキンの劣化、および機器の腐食等により故障します。ご使用の場合は、弊社にご連絡ください。油タンクへの給油は、空気弁部レベルゲージの上限ライン以上に入れないでください。 注意 空気弁は、使用時には必ず1~1.5回転開き、使用後は閉じてください。閉じたまま使用すると、負圧になり、作動油が吐出しなくなるだけでなく、戻り油により内圧が上がり油タンクが破損することがあります。 注意 高圧安全弁は、リリーフ弁として使用しないでください。 連続して使用する場合は、別にリリーフ弁を付けてください。
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