警告 セルフシールタイプのカップラを使用する場合、袋ナットを根元まで完全に締めてください。図のように隙間があるとシリンダが作動しません。複動シリンダ使用の場合、引側のカップラが不完全な接続の状態で、押側に圧力をかけると引側に倍圧がかかり、カップラ、シリンダ、高圧ホースが破損や飛散し、人身事故を引き起こすことがあります。高圧油が噴出しているところに手や身体を近づけないでください。皮膚を貫通し、重傷を負うおそれがあります。作動油が目に入った場合は清浄な水で最低15分間洗浄した後、医師の手当てを受けてください。また皮膚に付着した場合は水と石鹸で洗ってください。圧力スイッチはポンプ運転中には設定モードにしないでください。設定モードにするとモータは停止するため、誤作動により事故になるおそれがあります。MP-20TKにて外部の方向制御弁から戻り口への配管は、抵抗を少なくするためユニオン付低圧ホースを使用し、セルフシールタイプのカップラは絶対に使用しないでください。セルフシールタイプのカップラが詰まると方向制御弁が破損し、けがをするおそれがあります。高圧ホースは加圧時に手で握らないでください。握った状態で高圧ホースが破損した場合、高圧の作動油が瞬時に噴き出し、手に穴があくほどのけがをするおそれがあります。高圧ホースは消耗部品です。外観上は異常が認められない状態でも、内部に傷、ピンホールが発生していることがあります。寿命までいたらなくとも使用状況などを考慮して定期的な交換をお勧めします。 注意 ポンプは回転方向が決まっています。モータ側面に貼られている矢印方向(モータ上部から見て反時計方向)に回転することを確認してください。方向制御弁を中央位置にし、モータ起動用押ボタンスイッチを一瞬押して寸動させ、モータ上部のファンにて回転方向を確認してください。逆回転の場合は、3相の内2相を入れ替え再度確認してからご使用ください。逆回転のままで運転すると低圧ポンプが破損します。なお、逆回転の場合は低圧油を吐出しません。作動油は、ISO VG46(昭和シェル石油 シェル テラス S2 M46)を使用しています。リン酸エステル、水-グリコール、W/Oエマルジョン系等は使用できません。パッキンの劣化、および機器の腐食等により故障します。ご使用の場合は、弊社にご連絡ください。油タンクへの給油は、油面計の上限を守ってください。高圧安全弁は、リリーフ弁として使用しないでください。連続して使用する場合は、別にリリーフ弁を付けてください。ポンプを吊り上げる場合は、4本のアイボルト(吊りボルト)が確実にねじ込まれていることを確認したのちに行ってください。エア抜き弁(SV-1000)を取り付け、エア抜きを行う場合は、エア抜き弁脇の排気穴から作動油が出ますので、飛散しないようにウエス等で防止してください。廃棄される廃油(作動油)は、産業廃棄物に該当しますので、自治体の許可を得ている産業廃棄物収集業者、または産業廃棄物処理業者に委託し、廃棄してください。引側押側袋ナットスキマ袋ナット良不良
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