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23 12 故障の解説 状 態 原 因 処 置 モータが回らない。 コンセント、プラグの異常結線。 電源コード4線の内1線のアース線を間違い、電源側に接続した。 感電事故につながりますので、すぐに電源を切り、配線確認を行ってください。 コンセント、プラグの破損。 電線、操作線の断線。 起動スイッチの破損。 テスターにて正規電圧が電磁開閉器まできているか測定し、そのトラブル箇所を突き止めてください。 原因を突き止めたら、部品の交換、ねじの締め付けを行ってください。 端子ねじの緩み、電磁開閉器の接触不良。 動力回路、接続機器の絶縁不良。 電源オフ状態で一次電源、モータおよび接続機器の絶縁測定を行ってください。 (DC500メガにて100MΩ以上) 過負荷運転、単相結線、電圧降下状態で運転を続け、過大な電流が流れ、過負荷継電器が働いた。 原因を突き止め処置した後、過負荷継電器のリセットボタンを押してください。 圧力スイッチの設定不良、または破損。 設定を確認してください。設定不良でない場合は交換してください。 モータは回転するが力がない。また正常回転でない。 電圧降下。 電圧はポンプ停止中に正常であっても運転すると下がることがあります。 電源からポンプまでの電線が長く細い場合に起こることが多いので太い電線に交換してください。電圧降下は定格電圧の5%以内とします。 モータは回転するが圧力が上がらない。また上がり方が正常でない。 回転方向が逆になっている。 逆回転の場合は吐出しません。 電源の相を入れ替えて規定方向に回転してください。 作動油不足。 作動油の有無を油面計で確認し、不足の場合は補充してください。 エアの混入。 ポンプの移設後、または作動油不足で補給をした場合は、ポンプ内にエアが混入して圧力が上がらないときがあります。 方向制御弁を中央位置にし、インチング運転をするか、しばらく廻してください。 サクションフィルタの目詰まり。 目詰まりを起こすとポンプに騒音が出るとともに、吐出量が減ります。 サクションフィルタを洗浄し、作動油を交換してください。 使用圧力より高圧安全弁の設定が低い。 高圧安全弁を73MPaに設定してください。低い圧力で使用の場合は、使用圧力より3~5MPa高く設定してください。 高圧ポンプの破損。 ポンプ内に異常音があり、圧力が脈動する場合は、ポンプが破損しています。 販売店に修理を依頼してください。

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