13 7 保守点検 (1)稼動前の点検事項 (B)作動油の量が正常であるか、シリンダのピストンを戻した状態で油面計により目視で点検し、少ない場合は上限ラインまで入れてください。 下記(4).(C)項 作動油の給油方法参照 (C)方向制御弁を中央位置にしてモータを起動し、5分間以上運転してその間に異常音、異常振動がないことを確認してください。 (D)方向制御弁を切換えてシリンダを動かし、加圧が可能であればそのまま昇圧して異常のないことを確認してください。 (E)配管、機器からの油漏れがないことを確認してください。漏れが発生した場合、原因を調査して処置してください。 (F)その他、「ご使用上の注意事項」をお守りください。 (2)稼働中の点検事項 下記項目を点検し、異常があったら直ちに運転を停止して処置してください。 (A)バルブの作動、および圧力上昇の異常の有無。 (B)配管、および機器からの油漏れの有無。 (C)異常音、異常振動および異臭の有無。 (D)作動油の温度が5~60℃の範囲内であるか。 (3)稼動後の点検事項 (A)電源は必ず切ってください。 (B)油漏れ、その他異常箇所の有無を点検し、異常箇所のある場合は原因を調査して処置してください。 (4)作動油の交換について (A)作動油は、年1回交換することを原則としますが、下記のような場合は、交換してください。 a)塵埃が混入したとき。 b)悪臭がするとき。 c)水分が混入し、乳白色になったとき。 d)劣化して黒褐色になったとき。 (B)作動油を交換する場合は、油タンク内、サクションフィルタを洗浄してください。 (C)作動油の給油方法 油タンク上面の戻り口のプラグをはずして給油してください。 油面計上限ライン以上には入れないでください。 (A)注意 電源を切り、電源接続部の緩み、接続不良がないことを確認してください。緩んでいる場合は締めてください。 警告 高圧油が噴出していることころに手や身体を近づけないでください。皮膚を貫通し、重傷を負うおそれがあります。 (D)警告 作動油が目に入った場合は清浄な水で最低15分間洗浄した後、医師の手当てを受けてください。また皮膚に付着した場合は水と石鹸で洗ってください。 (E)注意 廃棄される廃油(作動油)は、産業廃棄物に該当しますので、自治体の許可を得ている産業廃棄物収集業者、または産業廃棄物処理業者に委託し、廃棄してください。 注意 作動油は、ISO VG32(昭和シェル石油 シェル テラス S2 M32)を使用しています。リン酸エステル、水-グリコール、W/Oエマルジョン系等は使用できません。パッキンの劣化、および機器の腐食等により故障します。ご使用の場合は、弊社にご連絡ください。油タンクへの給油は、油面計の上限を守ってください。 上限ライン
元のページ ../index.html#17